皆様のご支援のおかげで、新舘建設は、1958年から現在まで会社を存続することができました。会社を設立して以来、果たしていきたい「憧れ」として掲げてきたのが「人は寶」という理念です。

私たちにとっての「寶」は従業員だけではなく、御取引先、お客様をはじめ、全ての人をさしています。社内では、お互いを「寶」として尊重しあい、他者の成功を心の底から喜べる人間を育てます。それによって、社員の仕事に対する誇りが高まり、働きやすい環境が整っていきます。こうした考えこそが事業の発展につながっていきます。

そして、「人は寶」という理念に基づいた事業の発展こそ人間が本当に生きる為の世の中を創り、必ず他者や日本のためになれると信じて進んできました。

バブル崩壊や東日本大震災による電力部の売上激減、3代目代表取締役社長の急逝、新型コロナウイルスの脅威といった突然の経営危機に度々見舞われましたが、御取引先、従業員等の一致団結により経営を継続してこられたのは、「人は寶」という理念で事業に取り組んできたからこそ、2017年9月29日をもって創業60周年を迎えることができました。

会社の歩みを振り返れば、時代の転換期にタイミングよく新しい事業に進出していきました。創業期は高度経済成長の真っ盛りで「電力事業」により業績を伸ばしてきましたが、オイルショックを経て成長率が鈍化していった昭和50年代には、技術の向上を求め「公共事業」に進出しました。平成10年代には、環境問題への関心の高まりに合わせて生活の安全安心に向けた「環境事業」を起ち上げました。現在では、三事業共にバランスの取れた成長を果たし、時には相乗効果も発揮して新舘建設全体の成長に繋がっています。

私たちは自立を第一とし、人間性の高い集団を目指しています。一人ひとりが高いレベルで関係者の方々と固い絆を結び未来永劫に共生し、重大災害の絶対回避を行うことを強く願っております。

そして、昨日よりも今日。
今日よりも明日に『誇りが持てて、働きやすい会社』を目指し、これからも関係者の方々へ貢献できる新舘建設を探求し続けていきます。

今後とも皆様方の益々のご愛顧、ご支援を賜りますようお願い申し上げます。