年末のご挨拶 ― 清掃活動を通じて

12月25日、今年も無事に仕事納めの日を迎えました。振り返れば、日々の業務に追われながらも、社員一人ひとりが力を尽くし、互いに支え合いながら歩んできた一年でした。その締めくくりとして、私たちは恒例となった会社周辺の清掃活動を行いました。冬の冷たい空気が頬を刺すような朝でしたが、ゴミ袋を手に歩き出すと、自然と背筋が伸び、気持ちが澄み渡っていくのを感じました。

清掃活動は、単に落ち葉やごみを拾うだけの作業ではなく、私たちが日頃からお世話になっている地域の皆さまへの、ささやかな恩返しの気持ちを形にする大切な時間です。通勤時に挨拶を交わす方々、行事の際に温かく迎えてくださる町内会の皆さま、そして私たちの活動を見守ってくださる地域の方々。その存在があるからこそ、私たちは安心して働き、会社として成長し続けることを実感しております。改めてそのありがたさを胸に刻むひとときとなりました。

今年の仕事納めは、例年より少し早い12月25日となり、年末年始は10連休という長期休暇が控えています。長い休暇に入る前に、こうして会社の周りを整え、心を落ち着かせる時間を持てたことは、大きな意義があります。落ち葉を掃き集める音、仲間と交わす何気ない会話。その一つひとつが、慌ただしい日常から少し距離を置き、心身を清めて新しい年を迎える準備を整えてくれたように感じます。

清掃活動を終えた後、社員の表情にはどこか違った一面が垣間見えました。仕事の疲れを抱えながらも、地域のために手を動かすことで、心が軽くなる瞬間が確かにありました。私たちは、働く場所をただの「職場」としてではなく、地域社会の一部として捉えています。だからこそ、町内会の皆さまをはじめとする地域の方々に支えられていることへの感謝を忘れず、少しでも恩返しができるよう努めていきたいと考えています。
地域の皆さまとの関わりは、会社にとって欠かせない財産です。行事への参加や日常の交流を通じて育まれてきた信頼関係は、私たちの活動を支える大きな力となっています。今回の清掃活動も、その関係をさらに深める大切な機会となりました。道端で声をかけてくださった方、笑顔で見守ってくださった方々の存在が、私たちの背中をそっと押してくれました。

これからも私たちは、地域の一員としての自覚を胸にきざんで地域貢献に取り組んでまいります。清掃活動に限らず、地域行事への積極的な参加や、地域の皆さまとの交流の場を大切にしながら、共に歩んでいける関係を築いていきたいと考えています。会社として成長していくためには、地域とのつながりが欠かせません。私たちが地域に支えられているように、地域にとっても頼られる存在でありたい。その思いを胸に、これからも誠実に行動してまいります。

長期休暇に入る前のひととき、社員全員で心を整え、地域への感謝を形にできたことは、今年一年の締めくくりとして何よりの時間となりました。10連休という貴重な休暇を迎えるにあたり、心身をゆっくりと休め、新しい年に向けて英気を養っていただければと思います。そして休暇明けには、また皆さまの元気な姿と共に、地域の皆さまと歩む新たな一年をスタートできることを心より願っています。

今年一年のご協力とご尽力に深く感謝申し上げます。どうぞ良いお年をお迎えください。

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