水田への利用に最適な
簡易仮設道路資材「プラロード」
プラロードは再生プラスチックを成型し作製したの簡易仮設部材です。プラロードを路盤材として用い、上部に鉄板を敷設する仮設道路工法で工期の大幅短縮・CO2排出量の大幅削減・リサイクル性の向上を実現しました。重量は1枚あたり約6.5kgと軽く、労力のかかる敷設・撤去作業が容易、工期を60%短縮します。軽量な為地盤の圧密沈下が少なく撤去後の原状復帰が容易。周辺への土砂の流出もありません。
プラロード工法のメリット
軽量、簡単、施工が早い!
プラロードを構成する3つの部材
品 名 | プラロード | スペーサー | |
---|---|---|---|
フルサイズ | ハーフサイズ | ||
部 材 | |||
寸 法(mm) | 994×994×180 | 994×494×180 | 994×246×45 |
質 量(kg) | 6.5 | 3.2 | 1.4 |
製造方法 | 射出成形 | 同左 | |
素 材(kg) | 再生ポリプロピレン(RPP) | 同左 |
その他資材
土木シート | 引張強度:200N/cm以上 |
---|---|
敷鉄板 | 標準t=22mm 5×20 |
工期短縮‼
重量は1枚あたり約6.5kg。軽量で運搬、敷設・撤去作業が容易、プラスチック製のため雨天時の施工も可能です。
積み重ねるだけの簡単施工
継ぎ手・接続金具等が不要で、人力敷設が可能な為工期を60%短縮します。未使用時は体積1/3、面積1/25に削減、50~60㎡/人/日の迅速な施工が可能です。
撤去後の整地不要、現状復旧が容易
回収後の整地が不要です。従来工法と異なり、砂利、異質の土砂や金具を残す心配がありません。借地の地盤へのダメージを最小限に抑えられ、地権者様とのトラブルを防止できます。
- 使用中
- 撤去後
運搬効率UP、コスト削減
未使用時の荷姿はコンパクトな部材のため、10tトラック1台で仮設道路250㎡分(通常2段積み施工 h=0.29m)の運搬が可能。未使用時は体積1/3、面積1/25に削減できるため運搬コストと車両手配を大幅に削減できます。
大型ユニック(15tユニック車)での運搬で
16パレットが積載可能です。
上記車両一台で約260㎡(65m×4m×2段h=0.29)の仮設道路を構築可能です。
- ・フルサイズ
- 50枚/1パレット
- ・ハーフサイズ
- 100枚/1パレット
- ・スペーサー
- 200枚/1パレット
高強度、T-25通行可能
T-25通行可能、許容応力90kN/m2の高い強度(資材置場等での長期載荷時の許容荷重は、40kN/m2以下)
10tダンプ走行実験
-
プラロード(13段)走行実験
プラロード13段
H=1.53m
W=6.00m -
プラロード(13段)走行実験
プラロード13段
H=1.53m
W=6.00m -
プラロード(13段)走行実験
プラロード13段
H=1.53m
W=6.00m -
プラロード(13段)走行実験
10tダンプ(積荷有)走行状況 -
プラロード(13段)走行実験
10tダンプ(積荷有)走行状況 -
プラロード(13段)走行実験
10tダンプ(積荷有)走行状況
連続写真-1 -
プラロード(13段)走行実験
10tダンプ(積荷有)走行状況
連続写真-2 -
プラロード(13段)走行実験
10tダンプ(積荷有)走行状況
連続写真-3
環境にやさしい
プラロードは多くの観点より、さまざまな環境対策に貢献ができます。
CO2削減(カーボンオフセット)
運搬時の重量、体積の削減でCO2排出量を低減。
CO2削減 その1 |
プラロード工法 | CO2排出量 60㎏/600㎡ |
---|---|---|
従来工法 | CO2排出量 2516㎏/600㎡ |
施工時の重機使用量の減少によるCO2排出量の低減
CO2削減 その2 |
プラロード 工法 [ユニック・バックホウ] |
CO2排出量 371.5㎏/600㎡ |
---|---|---|
従来工法 [ブルドーザー・バックホウ] |
CO2排出量 3332.1㎏/600㎡ |
※1:施工面積600m2(幅6m×延長100m×高さ0.3m)での盛土工法との比較値
【まとめ】
従来工法に比べ、運搬と施工時のCO2排出量を5416.6kg削減、従来工法のわずか7.4%に抑えることが出来ます。
(※1:施工面積600m2(幅6m×延長100m×高さ0.3m)での盛土工法との比較値)
プラロードは、再生PPを主原料とし
供用後のリユース・再資源化が可能。
原材料に再生ポリプロピレンを使用しており、破損したものはリサイクルが可能です。
【カーボンオフセット】の取り組みで期待できる効果
企業のイメージアップ、環境への貢献をアピール
他社との差別化、取引先に環境付加価値を提供
プラロード工法の施工手順
-
敷設準備
不陸を均し大きな凹凸を解消、大きな切り株や石を撤去する。
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シート敷設
所定の位置に土木安定シートを敷設する。
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プラロード敷設
1段目敷設後、2段目は向きを90度回転させ接合部をまたぐように積み上げる。
-
プラロード敷設 完了
上面の谷部に全てスペーサーを敷設する。
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敷鉄板敷設 完了
上面に敷鉄板を敷設し溶接で固定する。
-
大型ダンプの通行
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50tラフターの通行
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プラロード撤去完了
プラロードは人力で回収し、資材センターにて検収を行います。
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原状回復状況
撤去後、整地不要にて原状復帰が容易に行えます。
- ・人力で撤去が可能
- ・金具を使わないプラスチック部材のため、水田に影響をあたえない
- ・土砂や金具の撤去漏れの心配なし
プラロード工法の施工方法
準備工
水田等の施工範囲を点検し、大きな凹凸はあらかじめ均しておく。
シート敷設
所定の位置に土木安定シートを敷設する。
※シートは、プラロード敷設範囲より250mm以上外側に広げて敷設する。
また、シートのラップ幅は、250mm以上とする。
プラロード敷設
シートの上に1段目を並べる。
※この時、幅方向にハーフサイズを配置する。
2段目は、向きを90度変え接合部をまたぐように積み上げる。
3段目以降は、その都度向きを90度変えて順次所定の段数まで積み上げる。
最上部には、スペーサーを嵌め込んでプラロードの敷設を完了する。